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親の存在あっての留学 [留学]

留学してみたいと相談をしに来た男の子に、
「あなたが留学する事に対して、親御さんは反対していないの?」
と尋ねてみました。

「最初は反対されましたが、今は賛成してくれています。」と答えた彼。

お父さんが海外留学の経験をされていたらしく、
渡航先の国で沢山のご苦労も経験されたので、息子にこんな思いはさせたくない!
という理由で反対していたそうです。

親にとって、我が子は何歳になっても我が子なのです。
「可愛い子には旅をさせよ」という事がどんなに素晴らしいかは分かっていても、
いざ手の届かない海外へ旅立たせるのには相当な理解力と勇気が必要です。
通信手段の発達した今、子供がLINEやスカイプを使って泣きながら電話してきたものなら
直ぐに駆けつけてあげられない状況に、どんなに歯がゆい思いをするでしょう。

そんな親心を、子供自身は気付かないのです。

「海外留学」という華やかな世界にばかり目が向いて、
長期間(1年以上)の留学でないとイヤだと言い張ります。
テレビドラマや映画の世界と同じような毎日が待っている!と思い込み、
期待に胸が高鳴ります。

私もかつてそうでしたが、生意気にも一人で生まれて育ってきたような顔をして、
「年間300万円ほどかかるけど、2年間留学させて欲しい。」と言った事があります。
社会人になって、当時とんでもない事を言っていたと気付いたものです(恥)。

これから留学に出掛けようと計画されている10代、20代の若い皆さん、
あなたたちが海外留学をするという事は、
その後ろで金銭的・精神的に苦労を掛けている親御さんの存在が必ずある
という事を忘れないで下さい。

そして、短期間であっても、渡航を許してもらえるだけ有難いのです。
短期間では英語力が伸びないのは当たり前です。
しかし、一人で海外まで飛行機を乗り継いで行ったり、外国の地を踏む事自体に
大きな意味がある事を知って下さい。
帰国後の英語の勉強に対するモチベーションも上がるでしょう。

英語の「勉強」は日本でやってから出発して下さい。
現地では勉強の成果を発揮して下さい。
そして、日本では勉強できなかった「生きた英語」を体感して下さい。

あなたが出発前に一生懸命に英語を勉強して、将来の方向性を決めて、
留学後に「どうなりたいのか」をきちんと説明できれば、
親御さんも少しは譲歩して下さるはずです。

帰国後、「出発前と何も変わっていなくてガッカリしました。」
という親御さんからのコメントを時々耳にします。
多分、自分の親を目の前にしたら照れくさいのだと思います。
私には、「こんな貴重な機会を与えてくれた親に、心から感謝します。」
とお話してくれるので、口には出さずとも、感謝の心は持っているのです。

こういった成長を見れるのも、この仕事の醍醐味です。

by Miss Challenger
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