留学という名の「イメージ」

気軽に海外留学ができるようになった近年、
「留学」という言葉が勝手に一人歩きを始めてしまい、
いつしか私たちに間違ったイメージや妄想を描かせています。

留学カウンセラーの仕事をしていると、
間違ったイメージや妄想に振り回されている方が本当に多いことに気付かされます。

と言っている私も、この仕事をする前は振り回されていたうちの一人だったのです。

だから、同じように振り回されてしまっている人に対して
間違っているよ！と頭ごなしに指摘したりしません。

そもそも、「留学に行く人＝お金持ちのお嬢さん」というイメージではありませんでしたか？
（この意見、古い？）

月日は流れ、インターネットが普及し、
自分の周りにいる友人が次々と海外留学をするようになりました。

一昔前は、「留学に行きたいけど何をしたらいいのか分からないので相談に来ました。」
というパターンが多かったのですが、最近では
「ワーキングホリデーのビザは自分で取りました。学校を手配して下さい。」
という切り口が多いです。

学校の手配も、自力でやろうと思えばできる時代です。
それなら留学エージェントやカウンセラーは、もはや不要？
と思いますが、ここからが腕の見せ所です。

この先が落とし穴なんです。
大抵の方は留学に対する華やかなイメージと妄想を抱いたまま、海外へ出発してしまいます。
実際に出発できますし、楽しい体験をしてきた方を何人も見てきました。

でも、同時にこんな言葉もよく耳にします。

「こんなはずじゃなかった！」
「1年間も滞在したのに、全然英語が話せません。」
「もうオーストラリアに行きたくありません。」

楽しいはずの留学なのに、なぜこんな事を言うのでしょうか？
その原因は、留学の間違ったイメージと妄想なのです。
正直に言って、「旅行」と「住む」は違います。

一人一人の希望が、できるだけ叶えられるようなアドバイスをしていく。
これが留学カウンセラーが必要とされる理由の一つなのです。

by Miss Challenger
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